“プロフィールブックっていくら?”と聞く前に知ってほしい印刷会社の本音

結婚式印刷
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「プロフィールブックや席札って、どこに頼めばいいの?」
「予算も時間もギリギリだけど、間に合うのかな……?」
そんな不安を抱えて、印刷会社にお問い合わせされる方が増えてきました。


「そういえばもうすぐ6月……」なんて思っていたら、あっという間にJune brideの季節だったんですね。

◆June brideと問い合わせの増加

私の職場では通年を通して、結婚式で使用するペーパーアイテムを印刷される方が多いです。

その為、事前にお電話で相談していただけるのはとても嬉しいです。
大切な日を彩るお手伝いができるのは、私たちにとっても光栄なことですから!
ただ、少しだけ……こんな場面も増えてきました。

たとえば――

◆“いくら?”にすぐ答えられないワケ

「結婚式のプロフィールブックを作りたいのですが、どれくらいかかりますか?」
「席札を作りたいんですけど、1枚いくらですか?」

このように、少し情報が足りないご相談が増えています。
もちろん、予算感やご納期の目安を知りたいお気持ちはわかります。
ですが、実際にお話を聞いてみると……

・データの形式やサイズが特殊だったり
・印刷の仕様が複雑だったり
・そもそも著作権の関係で印刷が難しかったり
・納期的にギリギリだったり

そんな風に、簡単にはお答えできないケースが意外と多いんです。


例えば、先日ご相談を受けた方は「手作りしたPDFデータ」がA4用紙ぴったりのサイズでした。
でも実際には“塗り足し”が必要で、印刷すると端が切れてしまうデザインになっていたんです。

◆印刷は、まるでセミオーダー

印刷は既成の物を買うのではなく、オーダーメイド…とは言わなくてもセミオーダーメイド。
データやページ数、使う用紙等、仕上がりの使用を決めてから注文となります。

その為、ざっくりとした質問だとざっくりしたお答えしか出来ず、いざ入稿となった時に頭を抱ええることもあります。
だからこそ、声を大にして伝えたいのは――

「本番前に印刷会社に相談してみて下さい!」

途中まで作ったデータでもかまいません。そのデータで印刷が可能か確認してもらえると、いざ本番という時に慌てずに済みます。

◆準備なしで問い合わせると、後が大変に……?

「とは言っても問い合わせする時に何を聞くの?」
「以前聞いてみたら、忙しそうで聞きにくかった……」

という事もあるかと思います。
なので、事前に問い合わせする事をまとめていてもらえるとスムーズに進むので、チェックリストを作ってみました。
(印刷会社の方これも足してほしい! とかあると教えてもらえると嬉しいです)

  • 印刷したいアイテムは何か?(席札・プロフィールブックなど)
  • サイズ・ページ数・部数は?
  • 印刷したいデータの形式(Word?PowerPoint?PDF?)
  • 使用したい紙や、イメージの仕上がりはあるか?
  • いつまでに手元に必要か?

最低限上記内容と、作成途中のデータを問い合わせフォームから送っていただくか、店頭に行けるなら店頭に相談に行ってみて下さい。

この記事を見て、“今のうちに相談してみようかな”そう思ってもらえたら嬉しいです。

◆対話の中で、理想がかたちになる

私の職場は、実店舗を構える印刷会社です。
その為、店頭に来店されたお客様とは、画面で実際のデータを見たり場合によっては印刷して
「ここに写真や文字があると印刷した時に切れちゃいますよ」など
具体的なご提案を、目の前でさせていただいてます。

そして何より用紙の質感、色味、印刷の仕上がり……
そうしたものは、画面越しではなかなか伝わりにくいもの。
でも、実物を手に取ってもらえれば、「こういう感じが好き」「この紙、素敵」と
自分たちの理想に近づく近道になる事も多いです。

「いつ使うんですか?」ある時、何気なく聞いたその言葉に
「〇月〇日なんです」そう答えたお客様の、嬉しそうにはにかんだ笑顔は、今でもふとした時に思い出します。

印刷は「一緒につくるもの」

その言葉の意味を、いつも教えてくれるのはお客様1人1人なんです。
たくさんの想いがかたちになるその瞬間、少しでも力になれたなら――それが私たちの、幸せです。


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